安積愛育園のさまざまな活動

ウーニコ 唯一・個性的・ひとつ、という名のアート集団。

ウーニコとは

unicoは、社会福祉法人安積愛育園に所属する、
各事業所を利用されている方の創作活動を支援するプロジェクトです。
活動の場面に寄り添い、その方の興味や関心・魅力を引き出す
お手伝いをしています。
制作された作品で作品展を開催したり、製品販売をすることを通して、
利用される皆さまを社会へつなぐ活動を行っています。

ウーニコという
名前の由来

イタリア語で「唯一」「個性的」「ひとつ」という意味。
障がいがある・ないに関わらず、誰もが「唯一」の存在であり、
障がいを含めた様々な「個性」が集まって、
「ひとつ」の社会なんだ、という想いをこめています。

創作活動の支援

日中の活動で作業に馴染めない方を中心に、
成人期の取り組みとして創作活動を始めたのが平成9年。
現在では、児童施設を含む5つの事業所で取り組みを行っています。
なにより、その方に合った活動で、日々をより豊かに過ごしてもらいたい。
現在の取り組みは絵画・造形などアート活動の他、
さをり織り、手作りキャンドル、再生和紙など多方面に渡り、
透明な樹脂の中にドライフラワーなどを封入する樹脂製品や、
メンバーのイラストをシルクスクリーンで転写するTシャツ、
お菓子(スコーン)などの製品化も行っています。

社会へつなぐ支援

活動開始時から私たちスタッフの心をとらえて離さないのが、
利用される皆さまの生み出す作品の素晴らしさです。
その造形や色彩感覚に圧倒され、
これらを施設内に閉じ込めておくのはもったいない、
もっとたくさんの人に観てもらいたい、
そんな思いに駆られ、小さな作品展を開くようになりました。
また活動の中で雑貨やお菓子などを作り、販売もしています。
「障がい」と聞くとまだまだマイナスのイメージが先行しがちですが、
それはお互いを知らないがゆえの先入観に過ぎないと私たちは考えます。
作品や製品との出会いを入口に、
「知的障がい者」といわれる方々の豊かな世界を知って頂ければと思います。

アートとしての評価、アートって?

障がいを持つ方の作品は、長い間「障害者作品」とひとくくりで扱われ、
芸術性の高いものでもアートとしての評価はなされていませんでした
(唯一の例外と言えるのが「裸の大将」で知られる山下清画伯です)。
海外ではアール・ブリュット、またはアウトサイダー・アート等の
くくりとして扱われ、早くから高い評価を得ていました。
近年、日本のアール・ブリュット作品が海外で紹介されるようになり、
国内でも多くの作品展などが開かれるようになっています。
unicoからは伊藤峰尾さんがパリで開催された展覧会に出展しています。
また、森陽香さん、土屋康一さん、橋本吉幸さん、星清美さん、
青木尊さんなどの作品が注目を集めています。

アール・ブリュット
アウトサイダー・アート

アール・ブリュット(Art Brut)とは、
フランスの画家ジャン・デュビュッフェ
(Jean Dubuffet 1901-1985)によって
考案された言葉で、伝統や流行、教育などに左右されず、
自身の内側から湧きあがる衝動のままに表現した
芸術のことを指します。
加工されていない生(き)の芸術という意味で、
英語ではアウトサイダー・アートと称されています。

アトリエ

日頃、決して立派なアトリエでアートしているわけではありません。
高級な画材が揃ってなくても皆さんは、
広告の裏や使い込んだノートに絵や文字を描いて
「これ見て!!」と持ってきてくれます。
絵を描いたり、何かを作ったりすることで、
自分を表現することを楽しんでいるようです。
自分自身を表現することってなかなか難しかったりしますが、
それを皆さんは素直に表現しており、羨ましいと思わせるほどです。
私たちはそれらを受け止め、利用される皆さんが
安心して過ごせる居場所をつくることが大切なのだと考えます。
そして、その表現をどう周りに伝えていくのかは
私たち支援者の役割なのだと思います。
皆さんの声に耳を傾け、表情に目を凝らし、
多くのアーティスト(表現者)が生まれるのを手助けして行ければと考えています。

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