概要と稼働状況
概要
病床数 | 11床 |
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透析機器 | 個人用透析監視装置 1台 透析監視装置 8台 HDF用透析監視装置 2台 計11台 |
業務内容 | 月・水・金 2クール 火・木・土 1クール |
精神疾患患者様の受け入れを第一に
当院の透析センターでは、通常の透析施設での治療が困難な、精神疾患をお持ちの患者様の受け入れを第一として運営しています。また、精神疾患だけではなく、その他の合併症をお持ちの患者様の受け入れも行っております。
最大15床までの同時透析が可能ですが、自力歩行が難しい方、寝たきりの方が多いため、ベッド横まで車椅子で移動する場合が多く、そのためにベッド横にはできる限りのスペースを設けています。そのため現在は11床で稼働しております。
車椅子での移動も楽に
余裕をもったベッドの間隔
透析関連の装置
広々としたトイレ
血液透析(HD)とは?
血液透析とは、主に何らかの理由により腎不全に陥った人に行います。
血液を1度体外に出し、人工腎臓を通して再び体に戻します。
血液透析が与える(生体機能を代行する)効果として
・酸塩基平衡の是正 ・電解質の補正
・徐水 ・老廃物の除去
があります。
上記のような効果のほかに、透析中には薬剤によるホルモンの調整も行います。
血液透析にはいくつかの種類があり、もっとも一般的なのが血液透析です。
他には、血液濾過、血液透析濾過、血漿交換、血液吸着などがあり、これらは目的や求める効果により、選択するものが違ってきます。
透析設備について
透析治療を行うにあたって、必ず必要になるものが「水」です。単に「水」と言っても、水道水や井戸水ではなく「RO水」と言われる特殊な水が必要になります。
「RO水」とは、元は水道水や井戸水なのですが、それらを特殊な機械に通すことにより、細菌や消毒に使われる塩素、余分な金属イオンなどを取り除き、機械内で殺菌灯(紫外線)により殺菌された水になります。