あさかホスピタル

スタッフブログ

あさかホスピタルのスタッフがお届けするブログです。
毎日の出来事や、コメディカルの取り組みなどをつづっています。

趣味が持つ意味さくまメンタルクリニック 作業療法士 古川情親

2017年12月20日

あなたの趣味は何ですか?

そう聞かれると、私は大抵「歌です」と答えます。
ただ、本当に歌が好きですか?と聞かれると、迷わず「はい」とは言えないかもしれません。

「歌」に携わり始めて早12年。
それはもはや趣味と言うべきか生活の一部と言うべきか微妙なところではありますが、そんな中で、自分が一番好きなものは本当に歌なのだろうか...と考えることがあります。
そしていつも行き着く答えは同じです。

「私は、歌そのものというよりも、歌を通して生まれるつながりが好きなのかもしれない」

大切な人たちとの出会いのきっかけが歌であり、別れのときにも歌があった
そんな仲間と同じ場所を目指し、たくさん笑ってたくさん泣いた
遠く離れてしまっても、「また会おうね」を実現させてくれたのは歌だった
高校生から遥か年上の方に至るまで、多くの友人ができたのは歌のおかげだった

歌が心から好きですと、胸を張って言えるほどの確信は今でも持ててはいないけれど、少なくともそれがなければ得られなかったものはたくさんあります。

あなたにとって、趣味とは何ですか?

私にとって趣味とは、もしかすると単なる手段でしかないのかもしれません。
でも、それでもいいのではないかと私は思っています。
誰かと一緒にできる何かの存在が、自分の人生を豊かにし、より多くの喜びをもたらしてくれる。
私が趣味を続けていく理由は、きっとそこにあるのだと思います。

忘れかけていたもの

2017年11月20日

いつもの当たり前の生活、変わりない日々。何も大きな変わりごとがないことが幸せなのかも知れない。でも、何か物足りなさを感じる毎日。
多分多くの人がそうであるように、家庭を持ち、子育てと仕事の生活の中で、独身時代のような自分の趣味に没頭する時間はなくなり、家族中心の生活が当たり前になる。それはそれで楽しいものでもあるのだが・・・。
子の成長とは早いもので、いつの間にか背丈も体重も越されてしまった。部活が始まると、家族みんなでという家庭行事は少なくなり、いつの間にか、子の親離れが進んでいく。
自分の自由な時間が増えてきた時、年をとり、気持ちは若いつもりが体力がついていかない自分がいた。なんか寂しい気持ちがした。
そんな時、テレビである懐かしい歌番組をみた。何度か同じような番組を観た事はあったが、何故かいつもより懐かしさを感じた。そして、その時代の思い出が一挙に湧き上がり躍動感を感じた。久しぶりの感覚だったかも知れない。
そして、「ああそうだ、あれをまたやってみたい、これもやってみたい」という気持ちに駆られた。
大型バイクを購入した。体力的な低下は感じられるが、技術的な衰えは感じず、「まだまだ大丈夫だ!」と自信も持てた。
もっとも、年齢にあった趣味を見つけることも大切だと思うが、できる時にやりたいことをすることもいいことだなあと思った。
そして今、忘れかけていたもっとやりたいことを考えることが多くなった日々を送っている。
今回は、自分にとってのちょっといい話を紹介させて頂きました。


アイキャン ビータチーフ青山 雅彦 精神保健福祉士/サービス管理責任者 

恋は永遠(とわ)に

2017年10月20日

私は、10年以上ウェルデイケアで働いていて、自分の両親と同年齢の方々と関わっています。日々変化があり、毎日笑いがある明るい職場です。送迎中には、利用者の方々のお話を聞いて教えてもらえる話題も沢山あります。その中で一番心に残ることを書きます。
10年以上前からデイケアに通っている90代の女性の方が、七夕の日が近い朝の送迎車の中で、「昔の初恋の人に会ってみたいんだ」とポツリとおっしゃいました。
結婚できなかった理由や雨の日に傘をさして田んぼまで会いに来てくれ、石の上に座って話をした事、その方が戦争に行って無事に帰って来た時の喜びを切々と語ってくれました。
私は、その内容がずっと気になっていましたが、一年後に、もう一度その話をしたところ「もういいんだ。今は息子孫に囲まれて幸せな毎日だから思い出として心の中にしまっておくから」と切ない乙女心を明かしてくれました。後で一句書いた手紙をそっとくださいました。
「この世にて いつかは花咲く 時期を待つ」
いくつになっても若い気持ちを持ち続ける純粋な心に感動しました。


ウェルデイケア 看護師 三浦孝子 

〇〇の秋デイケアセンター 精神保健福祉士 山下陽平

2017年09月20日

9月になり少しずつ昼と夜の寒暖差を感じるだけではなく、時々香る金木犀や心なしか澄んだ空に出会うといよいよ秋の季節がやってきたのだと感じます。

 そしてこの季節がくると、必ずと言っていいほど「〇〇の秋」といういつから言われるようになったかわからない謎のフレーズが現れてきます。かく言う私もこのフレーズにあやかって趣味の登山と読書の量が増える傾向にあるのです。

 先日、なぜ登山と読書が好きなのか聞かれる機会がありましたが、そこで私は上手く答えることができませんでした。しかし、自分と向き合って文字におこしてみると私なりにしっくりときたので載せたいと思います。

 まず登山は一歩一歩時間をかけながら登り、道中で出会う見たこともない植物や景色、そして頂上に登った時や降りたときのなんとも言えないあの達成感が魅力だと思っています。ちなみに最近登山をした時に「アサギマダラ」という2,000kmもの距離を移動する蝶と、その蝶について無知だった私に魅力を教えてくれた親切な方と出会うことができました。
 何よりこれから紅葉の季節がやってきますので、登る大変さをいとも簡単に忘れさせてくれるものがたくさん待っていることでしょう。

 次に読書は、特に小説ですが、物語の世界を知っていくことや中に入り込める楽しさが魅力だと思っています。それだけではなく、元々自分の中にはあるけれど、忙しさや効率性を求める現代社会の中で忘れていた感覚や表現を思い出させてくれるものにもなっているように感じています。
 これからの季節は冬に向けて雨が多くなってくる日でもありますので、部屋にこもる日は静かに小説の世界と自分の感覚や表現に浸れる時間になることでしょう。

 このように二つの趣味の魅力について考えていると、不思議と共通して見えてくるものがありました。もちろん秋が来る度により魅力を感じるからということもあるのですが、何より便利な世の中とは真逆に進んでいるようであり、自分のペースで時間をかけながら味わえることが共通しているのではないかと思います。

 登山で言えば、普段私たちは高い建物を登る時は大抵エレベーターといったように機械を頼りますが、その建物よりも遥かに高いところを自分の力で一つ一つ登っていくことの凄さを味わうこと。読書で言えば、普段TVや動画で簡単に物語を知ることができますが、一行一行を読み自分の揺れ動く感情を発見しながら世界が進んでいく感覚を味わうこと。

 私の場合、たまたまこれからの季節でより魅力を感じる趣味となりましたが、皆さんの好きなことや趣味はどんなことでしょうか。忙しい毎日にふと立ち止まって魅力や共通しているものを考えてみると、より味わい深くなるのではないでしょうか。

日々の業務について栄養科 管理栄養士 大川原 舞

2017年08月21日

朝晩は冷える日も多くなってきましたが、みなさん風邪などひいていませんか?お盆休みも終わり今年も残すところ、4か月となりました。
私は入職して3年目となりますが、もう3年!!と、月日が経つ早さに驚いています。

ところでみなさん、栄養科ってどんな仕事しているかご存じですか?
栄養科の業務内容には患者様の栄養管理の他、入院中の食事の献立作成があります。私は今、治療食の心高食・腎臓病食・透析食を担当しています。基本となる粥食の献立をもとに、各病態にあった食事内容となるよう作成しています。
献立ができたら、前週と来週の献立で同じものがないかどうか、野菜や味付けは同じ食事の中で使用していないかどうか、基本となる粥食と同じものを統一して治療食でも提供できないかどうか、彩りはどうか・・・・・・・、などなど確認していきます。
また、治療食を食べている患者様の"生の声"を聞くために、定期的に昼食時に病棟訪問をしています。「味が薄い」「食べづらい」とのご意見をいただくこともあり、そのつど改善に努めています。 
先日、日本精神科病院協会の学術教育研修会に行き、「入院生活が長期になる方にとっては、病院の食事がその人にとって家庭の味になることもある」といった話がありました。私はこの話を聞いて、長期入院している患者様にとって、人生の大半の食事に関わっているということを改めて認識し、家にいるときと同じような心がほっとするような食事を考えていかなければならないと思いました。
各病棟年2回実施しているバイキングは、いつもは治療食を食べている患者様がそのときだけは、なるべく好きなものを食べられるようにと行っています。
「2膳食った、バイキング次いつだい?」
「おいしかったです」と声をかけられると、実施してよかったなあと毎回思います。
また、私は担当している病棟で、月1回BMI25以上・糖尿病患者様向けに生活習慣病教室を行っています。参加している患者様の中には、メモを取りながら真剣に話を聞いてくださる方や、渡した資料をずっと大切に持ってくださる方、次の開催を待っていてくださる方もいて、生活習慣病に関心を持っていただくきっかけづくりが出来ているのではないかと感じます。BMI30近い肥満だった患者様が食事・間食制限と運動で減量が成功し、エネルギーコントロール食から常食へ変更することができ、嬉しそうな患者様の笑顔を見たときには、管理栄養士として少しは役に立てたかなと、私自身も嬉しく、そしてやりがいを感じます。
毎日生活していく中で楽しみは人それぞれあり、食事は小さなことかもしれませんが、入院中の患者様の"食の楽しみ"を大きくすることが私の仕事と思いますので、これからもより一層頑張っていきたいと思います。

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