あさかホスピタル | 診療科のご案内

デイケア

各専門職スタッフによる「機能別デイケア」を展開し、
社会生活適応訓練で再発の防止、自信の回復、生活の質の向上をめざします。

デイケアセンター「イルマーレ」

2008年10月、デイ・ケアのセンター化を図り、OTP:統合型地域精神科治療プログラムを始め、ささがわプロジェクトでご指導いただいた故イアン・RH・ファルーン先生の聖地イタリアにちなみ、デイケアセンター「イルマーレ:海」と命名しました。その後、2020年9月の「森の棟1期竣工」に伴い、森の棟1階へ移り、大きな空間を取り囲むように、個別から小集団、大集団とそれぞれで対応できるよう部屋を配置しています。
デイケアセンター『イルマーレ』の役割は、精神科疾患を有する方々を対象に医師の指示及び十分な指導・監督のもとで、作業療法士・看護師・准看護師・精神保健福祉士・心理士・栄養士等の各専門職スタッフによる『機能別デイケアプログラム』を展開し、再発、再入院の防止はじめ生活リズムの調整や人との付き合い方等の社会生活適応訓練を行い自信の回復、地域での生活の質の向上をめざしています。
また、『NPO法人アイ・キャン』『コムニタあさか』等の関連事業所との連携を図り、チームアプローチによる地域に向けた統合的な心理社会的プログラムにより地域生活のサポートを行っています。

機能別デイケアとは?

当院では、各専門職スタッフによる〈機能別デイケア〉を展開し、様々なプログラムを用いて利用者様の「再発の防止」「自信の回復」「就労など次へのステップアップ」を目指しています。
機能別デイケアは、利用者様の年齢や目的によってコースが異なります。各コースの詳細については、機能別デイケアの紹介をご覧ください。参加コースは利用者様の希望に沿って決定させて頂きます。

ご利用までの流れ

デイケアを利用されるまでの手続きは右図の通りです。
見学希望のご連絡や、当院デイケアについてご不明な点や質問等がございましたら、下記連絡先までお問い合わせください。

TEL:024-945-1701
受付時間:9:00〜17:00(月〜土曜日)

費用について

各種健康保険や生活保護法が適用されます。また、自立支援医療制度をご利用の方は個々に費用負担の上限が設定されますので、併せてご相談ください。

ご利用時間について

  ご利用時間 食事提供
デイナイトケア:DNC 8:30 〜 18:30 3食(朝・昼・夜)
デイケア:DC 9:30 〜 15:30 1食(昼食)
ショートケア:SC 午前 9:30 〜 12:30 無し
  午後 12:30 〜 15:30 無し
ナイトケア:NC 16:00 〜 20:00 1食(夕食)

機能別デイケアの紹介

ポルト<日中生活支援コース>

目的

ポルトでは、①生活リズムの維持・改善、②体力・ADL(日常生活動作)の向上、③これからの過ごし方について考える、ことを目的とした日中生活における支援を中心としたコースです。

活動内容

それぞれの方の幅広いニーズに応えるため、スポーツ・調理活動・心理教育・野外活動など多様なプログラムを用意し、利用者の方が心身ともに充実した毎日を送れるようサポートします。

活動枠

デイナイトケア、デイケア、ショートケア

成人発達障害プログラム

発達障害の診断を受けた成人の方を対象に、①疾患の理解、②悩みの分かち合い、③コミュニケーションスキルの獲得、を目的としたプログラムの実施。

ポルト<日中生活支援コース>

プログラムスケジュール(例)

 
午前 リフレッシュ活動
書道の会
リフレッシュ活動
朝活
リフレッシュ活動 フォトクラブ
リフレッシュ活動
リフレッシュ活動
園芸
リフレッシュ活動
午後 元気タイム
なでしこクラブ
ストレッチ
同年代との
交流会
美文字の会
棒体操
脳チャレ
リズム体操
リラクゼーション
スポーツ
シネマ鑑賞
リフレッシュ活動
話そう会
脳トレ
ヨガ

ファーロ<治療主体コース>

目的

ファーロでは、①生活のステップアップに向けた知識や技術の獲得、②病気や障害の理解や症状・特性への対処法の獲得、③退院後のフォローアップ、を目的としたステップアップコースです。

活動内容

多様なニーズに応えるため、学び・就労・運動・余暇活動など様々なプログラムを実施します。また、定期的に面談を実施し、目標の確認や再設定を行い、生活のステップアップをサポートします。

活動枠

デイナイトケア、デイケア、ショートケア

ファーロ<治療主体コース>

プログラムスケジュール(例)

 
午前 就労
運動
ストレス対処作業
社会資源に
ついて
睡眠について
エクササイズ
SST
疾病教室
CBT
エクササイズ
面談の日
お楽しみ企画
午後 認知機能P
PC教室
フットサル
マザリーナ
スポーツBAR
マイハート
筋トレ
面接練習
履歴書の書き方
マイハート
アロマ

※SST=ソーシャルスキルトレーニング
CBT=集団認知行動療法
マザリーナ=新規利用者向けプログラム
マイハート=病気や生きづらさについて語り合う場

リド<児童思春期コース>

目的

リドは、「安心・安全」、「遊び」、「学び」「回復」、「夢」を合言葉に、各々の目標を一緒に考え、同年代との交流や様々な体験を通して目標が達成できるよう支援します。また、利用目的に合わせて「平日コース」と「土曜日コース」があります。

対象者の年齢

中高生〜高校生

コースの紹介

平日コース <対象者>
学校に通いにくさを感じている方や家にひきこもりがちな方
<開催日>
毎週火曜日
<利用時間>
DC 9:30〜15:30(午前:学習サポート、午後:集団活動)
SC 12:30〜15:30(集団活動)
<目的>
①居場所づくり、②次のステップの準備、③楽しさや充実感の獲得、④学習サポート
土曜日コース <対象者>
学校生活に大変さを感じていたり、友達付き合いに苦手さを感じていたりする方
<開催日>
毎週土曜日 ※第5週を除く
<利用時間>
SC 12:30〜15:30
<目的>
リフレッシュや交流、スキルアップ(例:コミュニケーション能力)

ノッテ<就労サポートコース>

目的

ノッテは、就労されている方を対象に、①就労継続、②リフレッシュ、③生活維持改善、といった就労に関するサポートを中心に行うコースです。

活動内容

火曜日は、「仕事」をテーマにジョブトークプログラムを実施します。仕事の悩みを共有したり、仕事に必要な社会的スキル等を学びます。
金曜日は、「リフレッシュ」を目的に活動を行います。運動やゲーム、季節に応じたイベント等で、仕事の疲れをリフレッシュします。
なお、スタッフとの個別面談は、開催日に関わらず随時行います。

活動枠

ナイトケア

活動日

火曜日(就労サポート)
金曜日(リフレッシュ)

ウェルデイケア(重度認知症患者デイケア)

ウェルデイケアは、専門的治療とリハビリテーションで、在宅生活と介護をサポートします。また、プログラムや他社との交流を通して、認知症の症状軽減や日中活動の改善、安心して過ごせる場を提供します。

対象者

認知症の方で、精神症状及び行動障害が著しく、通所による昨機能回復訓練等が必要な医師が認めた方。

活動内容

医学的管理とともに食事・排泄・入浴などの基本的な生活の援助や楽しみの提供によって、心身の健康の維持を図り、生活の質を高めます。
機能回復訓練では、心身の状態に応じて認知症の進行予防、残存機能の維持・向上を図ります。

サービス内容

診療 専門の精神科医師が担当いたします。
看護・介護 専門の看護師等が看護および介護を行います。
機能訓練 専門の作業療法士が、心身の機能維持、改善を目的に機能訓練を行います。
また、日常生活に適応するための訓練等も行います。
食事 管理栄養士によるバランスのとれた食事を提供いたします。
普通食、刻み食、粥食等の他、糖尿病食等の治療食、特別食にも対応いたします。
入浴 ひのきの浴槽と温泉で、心身ともにリフレッシュしていただけます。
身体的な介護が必要な方も機械浴にて入浴していただくことが可能です。
送迎 スタッフが付き添って、ご自宅まで送り迎えいたします。
その他 専門のスタッフが、療養生活上の問題や介護・福祉の相談に対応いたします。

サービス利用日時

月曜日から土曜日(日曜日、祝日および年末年始を除く)午前9:30から午後3:30

1日のスケジュール

〜9:30 送迎
9:30〜 健康チェック
10:00〜 入浴または保清
個別作業/生活機能訓練
11:50〜 昼食
12:15〜 休憩・リラクゼーション
13:30〜 午後の活動
見当識訓練(リアリティ・オリエンテーション)、回想法による認知機能訓練、
レクリエーション、音楽活動・脳活性化トレーニング・運動機能訓練
15:00〜 茶話会
〜15:30 終了
15:30〜 送迎

ご利用いただくには

利用料金

精神通院医療の保険診療になりますので、各種医療保険により医療費の一部負担金(1~3割)でご利用いただけます。精神通院医療ですので、自立支援医療制度等による医療費の給付を受けることも可能です。
利用料(医療費)は、病院の外来窓口での会計となります。

お申込方法(利用までの流れ)

利用相談 あさかホスピタルに通院されている方は、主治医にご相談ください。
診察・診断 他の医療機関にかかりつけの方は、紹介状をご持参の上、あさかホスピタルの外来を受診し、医師にご相談ください。認知症の診断および身体的な面や生活のご様子など、現在の状態を確認させていただきます。
施設見学・
利用手続き
診察の結果、通所が適当と診断された方は、実際に施設を見学し、サービス内容、利用説明等をご確認いただいた上で、申込書・同意書を作成、提出していただきます。
処方箋の発行 担当医が処方箋を発行します。
通所開始 通所開始となります。

※サービス内容の説明や、施設の見学は随時可能です。
ご希望の方は、ウェルデイケアへご連絡ください。

海の風景

この作品は、デイケアセンター「イルマーレ」開設に併せて、利用者の方々が雑誌の端切れやペットボトルなどの廃材で作成しました。「イルマーレ=海」が、利用者の皆様にとって、「ファーロ=灯台」となり、「ポルト=港」となり、「ロッタ=航路」を示す存在でありますように・・・。

海の風景

ささがわプロジェクトとは

病院医療から地域ケアへの転換を進めるにあたって、医療・心理・社会的側面を統合した地域ケアシステムをどう構築するかという視点に立ちながら、検討が開始されたプロジェクトです。平成14年4月、あさかホスピタルの分院であったささがわホスピタルを閉院し、共同住居「ささがわヴィレッジ」と地域生活支援センター「アイ・キャン」へ機能変更を行い、その運営をNPO法人アイ・キャンが担いました。当時、平均年齢55歳、平均在院期間25年の94名の当事者が退院し、「ささがわヴィレッジ」での生活を開始しました。その際、医療と福祉による統合型地域精神科治療プログラムOTP:Optimal Treatment Projectを用いた多職種チームによる介入実践を行いました。平成18年度からは、ささがわプロジェクト2nd stageの取り組みが開始され、多職種チームにより、大規模住居からより地域に点在した小規模なグループホームへの移行支援が行われ、より地域に点在した当事者への支援システムの検討、実践が行われています。