言語聴覚療法 (Speech Therapy)について
「ことば」や「食べること(飲み込み)」に問題を抱える方々に対して言語聴覚士(Speech Therapist;ST)が、医師の指示のもと、評価・トレーニング・アドバイスといった支援を行います。
こどものトレーニング
対象は?
- ことばが遅れている
- やり取りが苦手(質問に答えられない、視線が合いづらい、お友達と話ができないなど)
- 文字の読み・書きが苦手
- 集中して話が聞けない
- ことばがはっきりしない(赤ちゃんことばが抜けない、特定の音を間違うなど)
どんなことするの?
「ことばが遅れている」「やり取りが苦手」
検査や行動の観察、保護者からの聞き取り等を行い、「ことばの基礎を作る練習」「単語や文・助詞を理解・表現する力を伸ばすための練習」「やり取りの練習」など、お子さんにあったプログラムを作成し、トレーニングを行います。
「文字の読み書きが苦手」「集中して話が聞けない」
検査や行動の観察、保護者からの聞き取り等を行い、「読み書きの練習」「集中・注意して取組む練習」など、お子さんにあったプログラムを作成し、トレーニングを行います。
「ことばがはっきりしない」
検査や行動の観察、保護者からの聞き取り等を行い、「唇や舌などお話しするために必要な器官の運動」や「正しい音をつくるための練習」など、お子さんにあったプログラムを作成し、トレーニングを行います。
外来言語療法(ST)開始までの流れ
主治医への相談 (主治医への受診) |
診察時に、外来言語療法(ST)利用の希望を主治医に伝えていただきます。主治医が必要ありと判断した場合、ST検査の予約をしていただきます。 |
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ST評価 | 主治医が必要ありと判断した場合、ST検査(言語発達検査や発音検査)を実施します。検査結果をもとにSTの必要性ありと判断された場合、医師よりST開始の指示(処方箋)が発行されます。 |
ST開始 | STの予約をしていただき、ST開始となります。 ※STの継続利用には定期的な主治医の診察が必要となります。 |
大人のトレーニング
対象は?
- 脳卒中や事故の後、ことばが出にくい、ことばが理解しにくい、ことばを言い間違う、字が読みにくい・書きづらいなど
- 脳卒中や事故の後、ことばがはっきりしない、話しづらいなど
- 飲み込みにくい、食事の際にムセるなど
どんなことするの?
ことばが「出にくい」「理解しにくい」「言い間違う」「字が読みにくい・書きづらい」
検査や行動の観察、ご家族・ご本人からの聞き取りなどから、個人に合わせ「聞く」「読む」「話す」「書く」力を向上させるためのプログラムを作成し、トレーニング(訓練)を行います。
「ことばがはっきりしない」「話しづらい」
検査や行動の観察、ご家族・ご本人からの聞き取りなどから、個人に合わせ「口や舌、喉などお話しするために必要な器官の運動」「正しい音を作るための練習」などのプログラムを作成し、トレーニング(訓練)を行います。
食事の際「飲み込みづらい」「ムセる」
検査や行動の観察、ご家族・ご本人からの聞き取りなどから、個人に合わせ「口や舌、喉など食事をするために必要な器官の運動」のプログラムを作成し、トレーニング(訓練)を行います。また、「食べやすい食器や食事の提案」もさせていただきます。
外来言語療法(ST)開始までの流れ
主治医への相談 (主治医への受診) |
診察時に、外来言語療法(ST)利用の希望を主治医に伝えていただきます。主治医が必要ありと判断した場合、ST検査の予約をしていただきます。 |
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ST評価 | 主治医が必要ありと判断した場合、ST検査(失語症検査または嚥下検査等)を実施します。 |
ST開始 | 検査結果をもとにSTの必要性ありと判断された場合、STの予約をしていただき、ST開始となります。 ※STの継続利用には定期的な主治医の診察が必要となります。 |