あたたかな心の通う地域社会へ向けて

あさかホスピタル 理事長
佐久間 啓
あさかホスピタルの使命は、地域の皆様の健やかな心と幸せのために全人的で、先進的な医療・保健・福祉を提供することです。心と脳の専門機関として、お一人おひとりを"人"として全人的に理解し、心と身体を総合的に捉え、現代の心の病に、最新で、質の高い医療を提供していくこと、そして、あさかホスピタルグループ全体が連携し、地域で必要とされる医療、保健、福祉、介護サービスの統合的な担い手として、皆様に信頼される病院になることを目指しています。
現代社会においては、人生を「心の病」と無縁で送ることの方が難しいかもしれません。社会が複雑化する中で、仕事、家庭、子育て、学校、地域での生活、本来人が安心して生きる為にあるはずの社会が、人を包み込み、育むことができなくなっているのではないでしょうか。そのような中で、人々は自分らしさ、暖かい家庭、生き甲斐、自然との調和、差別や偏見のない共生社会など、人間らしさの本質に関心を寄せています。そして、コミュニティーの繋がりが希薄化している中で、温かな、心の通う地域社会が求められているように思います。私共は、このような時代にこそ、地域に根ざした心のケアが益々重要であると考えています。
あさかホスピタルは、地域との繋がりを大切にし、地域の一員として、少しでも多くの人に安らかな心、健やかな心を持って頂くお手伝いができればと考えます。