こどもの心センター
当院のこどもの心センターでは外来・デイケア・児童思春期病棟等の各部署が連携し、「心の声に耳を澄ます」クレドのもとで、発達やこころの問題を抱えるお子さんやご家族、一人ひとりに合った支援を行っています。
「こどもの心外来」では、不登校や不安、自傷行為、気分の落ち込みなど、さまざまなご相談をお受けしています。初めての受診やお子さんにも安心してお越しいただけるよう、木の温もりを感じる空間や遊び場を整えています。
外来の隣には児童デイケア「リド」があり、安心して過ごせる居場所として、生活リズムや対人交流の通所での支援を行っています。さらに「フリースクール・チェルビアット」では小中学生を対象に学習支援も提供しています。また、より集中的な支援が必要な場合には、児童思春期病棟での入院治療も選択肢となります。
医師・公認心理師・看護師・精神保健福祉士などの専門職が連携し、必要に応じて学校や地域とも協力して支援を進めることもあります。
診療では、症状や問題となる行動の改善だけではなく、その背景にある事柄や言葉にならない思いに耳を澄まし、お子さんやご家族にとっての伴走者として健やかな成長を支えられるよう、努めてまいります。
精神科医師
児童思春期診療部長
児童思春期包括チームアドバイザー
佐久間 睦貴
こどもの人権擁護宣言
私たちは、こどもとそのご家族、一人ひとりの感じることに寄り添い、手を差し伸べることを大事にします。そして、思いやりにあふれたゴールをめざし、皆さまが安心して医療・保健・福祉を受けられる場を作っていきます。
心理支援
来院されたお子さんとご家族に対し、心理的観点からサポートいたします。具体的には、主治医の指示のもと、心理検査や心理療法をおこない、治療の方向性や生活上のヒントを見つけ出すよう支援しています。また、ノーチェ病棟を中心に、人との交流を楽しんだり、人付き合いの手掛かりを見つけたりすることができるよう、集団療法を多職種と協力しながら行っています。一人ひとりのニーズや個性を大事に、支援してまいります。
言語療法
外来言語療法では、ことばの遅れ、発音がはっきりしない、吃音、読み書きが苦手なお子さんに対して評価を行い、個別にプログラムを作成して介入を行っています。経過の中で必要に応じて保育園、幼稚園、学校などの関連機関と情報共有を行い、連携しながら支援を行っていきます。「人とコミュニケーションをとることがもっと楽しくなる」、「学習で“分かる”経験を重ねられる」支援を心がけています。
学習支援
お子さんの主体的な学びをサポートしつつ、3つの視点をもって取り組んでいます。
- ◎一人ひとりのモチベーションに配慮した、柔軟性のある教材提供と環境整備
- ◎技能の習熟や向上が期待される趣味や特技を生かした活動支援
- ◎新たな能力開発に向けた、ICTやプログラミング教育等の積極的導入
安心して学べる居場所づくりや、個々のペースで学び多様な体験を通してこどもたちの自己肯定感が高まる、近未来対応型の教育構築が理想と目標です。
フリースクール・チェルビアット
当院に通院または入院されている小学生~中学生を対象にしたフリースクール・チェルビアットを開設しております。在籍校の校長先生が利用を認めた場合、チェルビアットに参加することで、在籍校の出席に互換されます。
児童思春期病棟Noce(ノーチェ)
ノーチェ病棟では医師、看護師、公認心理師、作業療法士、精神保健福祉士、管理栄養士、ケアワーカー、学習支援員など多職種による様々なプログラム活動が行われています。一人ひとりの個別性・自主性を尊重しながら、入院生活を通して健やかな成長と回復に向けた支援に日々取り組んでいます。
相談支援
ソーシャルワーカーは、療養生活上の不安や困りごとに関する相談や支援を行っています。必要なサービスや制度をご紹介したり、学校や行政機関、福祉サービス事業所など、地域の支援者と連携協働することもあります。お子さんやご家族が希望する生活、その人らしい生活とはなにかを共に考え、その“想い”を大切にしながらサポートしていきます。お気軽にご相談ください。
作業療法
児童思春期領域の作業療法は「遊び」という作業を介して発達を促しています。児童思春期病棟のお子さんに個別活動や集団活動により、楽しむ体験・他者と過ごす体験・社会性の獲得等の支援を行っています。児童外来のお子さんには、感覚統合療法などをもとに、生活環境で適応的な行動がとれるよう、支援を行っております。どちらも個々の目標を達成させるため、自己肯定感や自己効力感を高められるよう取り組んでいます。
こどもの心外来
当院のこどもの心外来は、お越しいただいた方々に、安心して受診いただけるようなあたたかな雰囲気を保つことに努めています。「来て良かった」と思っていただけるよう、お子さんとそのご家族の気持ちに寄り添うことを心掛けて、応対しております。心配なこと、お困りごと、不安なことがあるときには、近くのスタッフにいつでもお声がけください。
児童思春期デイケアLido(リド)
児童思春期デイケアLidoは小学生から高校生が通っています。「学校に行きにくい」「人込みが苦手」「話すのが大変」など様々な悩み、困りごとを抱えているお子さんが安心・安全に過ごせる場所です。学習サポートもあり自分のペースで勉強できます。また、Lidoに通うお友達と一緒に「お菓子作り」「お出かけ」「運動」「SST」など楽しい活動もいっぱいあります。安心できる環境でたくさん遊び、学び、悩みながらも一歩ずつ進んでいける所です。


